Société d'histoire des relations nippo-françaises
【第515回 例会のお知らせ】
 
日 時:2024年12月21日(土)14時〜16時30分
会 場:日仏会館501号室
報告者:ビューニュ マガリ Magali BUGNE (帝京大学)
討論者:学谷 亮(中央大学・学会員)
司 会:ル・ルー ブレンダン(法政大学・学会員)
 
演 題:フランス前衛演劇と能の交流史:実験と探究の間で
[キーワード:前衛劇、能楽、日仏文化交流、国際日本学]
 
概 要:
 2006年に設立され、オルレアンに拠点を置くラファエル・トラノが率いる「エヴァンタイユ劇団」は、現在「能(ノー)・マンズ・ランド」という、能のさまざまな形式(舞囃子、謡等)を通じて、現代演劇における新たな創作手法を探るプロジェクトを進めている。フランスの文化庁の支援を受けたこのプロジェクトは、フランス前衛演劇と能、そして日本学の専門家との長い文化交流の歴史に位置づけられるものである。
 発表者は、「エヴァンタイユ劇団」のアーティストたちの実験的な取り組みに同行し、彼らの作品をこの交流の歴史の中に再度位置づけることを試みている。その過程で、本発表では、エレーヌ・ゲーグや原田梨白、ジャン=ルイ・バローと観世寿夫のような重要な人物による協力を取り上げ、これが能とフランス前衛演劇の発展にどのように寄与したかを考察し、現代における可能性を検討する。
 
 本発表は、フランス文化庁が助成金を出資する「2023-2025年 演劇、サーカス、人形劇、ストリートアート、マイム、身体表現芸術に関する研究プロジェクト募集」の一環として行われる。
 
 
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